【年金を葬儀費用に充てるため…】残された家族の金銭事情と故人の尊厳の為に
2024/08/20
「父親が居室で亡くなり息を吹き返すのを待っていた。」と警察に通報がありました。
自宅で亡くなった父親の遺体を自宅に約10日間放置したとのことで、一緒に住む息子が遺体遺棄の容疑で逮捕されたという事件を見かけました。
このニュースを見て多くの方はとても驚かれるのではないでしょうか。「大切な家族なのに…」といったお声もあるかも知れません。しかしこのニュース、決して珍しい事件ではありません。今回は、そのように断言する理由について解説していきます。
容疑者である息子は「年金を葬儀費用に充てるため」と供述しています。ここでの大きなポイントはやはり「料金」であると思われます。
葬儀の流れ
仮に直葬(火葬式)と呼ばれるプランで想定してみると、大まかな流れは以下の通りです。
死亡→寝台車がお迎え→遺体ご安置→死亡届手続き→納棺→火葬→収骨→帰宅
費用発生のタイミング
上記の流れの中で一般的に料金がかかるタイミングは「寝台車がお迎え」「遺体ご安置」「死亡届(代行の場合)」「納棺」であることが多いです。最近ではこれらをプランに含めた葬儀社様も多くなってきました。
特に「寝台車お迎え」と「遺体安置」には注意
これらの価格は葬儀社様によって値段が変化する部分になるので注意しましょう。
寝台車・霊柩車の費用は平均的に10㎞未満で10,000円~40,000円とされています。
遺体安置の費用は平均で30,000円~60,000円です。
このように、上記2つは料金の振れ幅が大きく、搬送距離や安置日数によって前後してきます。そして前述の料金はあくまで平均額ですので、いざ葬儀となった時に「こんなに料金が!」となってしまいやすいのです。
「納棺」についても、棺のグレードによって値段が上がる場合があるので注意すべきポイントでしょう。
高齢化がますます進む日本で、親の介護をしている方の年齢も上がってきています。医療・福祉の面でかかる費用が多く、葬儀に充てるお金を貯める余裕もないといった状況もやむを得ません。
今回の事件で逮捕されてしまった息子様も、本心ではきちんとお父様を送ってあげたかったのではないかと思うのです。
「金銭的に余裕はないけど、自分の手で送ってあげたい。」を形にするために
私たち市民火葬協会は、すべての市民に寄り添った最適な形で葬儀のご提案しています。そしてそこには故人様のご遺志はもちろん、当社をご利用頂いたお客様の様々な事情にも配慮を欠かさず、「きちんと送ってあげられた。」「安心して任せられた。」と感じて頂けるよう、日々努めています。
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市民火葬協会
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