線香の回数は?宗派によって違う?
2024/12/10
線香は、お仏壇のお参りで欠かせないお供え物のひとつで、仏壇には「灯華香飯」と呼ばれるお供え物をします。「灯」は灯明、「華」はお花、「香」はお線香、「飯」はご飯です。特にろうそくとお花、お線香は欠かせません。ろうそくの光は仏様の知恵を表し、お花を供える事には仏様を飾るといった意味があります。同様にお線香をあげるにも意味があります。
お線香の香りは、お線香をあげる人の心と体やその場を清めてくれます。お線香をあげることにより、俗世に生きる人の身と心を清めてから、故人に挨拶ができるのです。
お線香の煙は、あの世とこの世をつなぐ橋渡しになるとも言われています。その為、お線香をあげる行為には、煙を通じて仏様と心をつなげ、対話をするという意味もあります。
弔門でお線香をあげる手順
1.仏壇の前に正座し、遺族に一礼して仏様にも一礼する
2.マッチでろうそくに火を灯し、お線香をかざして火をつける
3.お線香を持つ手と逆の手で軽く仰ぎ、火を消す
4.香炉に立てる(本数・立て方は宗派によって異なる)
5.合掌し、深く一礼する
6.ろうそくの火を静かに消す
7.一礼して座布団から下がる
宗派によっては一部異なる場合もありますが、基本的に弔門の場合はこの手順で問題ありません。
宗派別の作法
天台宗・真言宗は線香3本で、逆三角形になるようにして香炉に立てます。
臨済宗・曹洞宗は線香1本で、香炉の中心に立てます
浄土宗はとくには線香の決まりはありません。
日蓮宗は線香1本かまたは3本で、1本の場合香炉の中心に立て、3本の場合逆三角形に立てます。
浄土真宗は線香1本で、1本を2つに折って火をつけ、横に寝かせて香炉に置きます。
故人の宗派がわからないときは一般的な手順でお参りすれば大丈夫です。もし不安だったら周りの人をみて真似てみるのもいいでしょう。
お線香をあげるという行為自体は知っているかもしれませんが、意味や細かい作法については知らなかった人も多いでしょう。しかしお線香の知識をしっかり身につければ、いざとなったとき慌てずに済みますね。
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