知らなきゃ損?香典の意味やマナー
2025/01/16
香典とは
故人の霊前に線香やお花などのお供え物の代わりに捧げるお金のことで、一般的にお通夜または葬儀の際にお渡しします。
香典の金額相場
香典は少な過ぎると恥ずかしい思いをしてしまったり、逆に多すぎると遺族が恐縮してしまって香典返しの心配などかえって迷惑になるので注意が必要です。
血の繋がりが濃いほど高額になっており、繋がりが薄いご近所さんや会社関係の人は少額になっています。
最多回答額 | アンケート調査 | |
両親 | 100,000 | 59,711 |
兄弟・姉妹 | 50,000 | 45,452 |
祖父母・叔父叔母 | 5,000 | 18,285 |
その他親戚 | 10,000 | 17,000 |
友人 | 5,000 | 6,649 |
ご近所さん | 5,000 |
6,285 |
※年齢を重ねるほど香典を多めに包むのが一般的です。
参考一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協) (1)故人との関係別の香典の最多回答額と平均額
香典のマナー
①香典の金額は奇数にすること
偶数にしてしまうと「数字が割り切れる=縁が切れる」とされ縁起が悪いです。また奇数でも「9=苦」と連想されてしまうのでなるべく避けた方がよろしいでしょう。
②お札の入れる向き
香典を包む際は、お札を「裏向きで下向き」に入れるのがマナーです。お札はお顔がある方が「表」上下はお顔に近い方が「下」となるので、お顔が見えないように香典を包みます。
③新札は使わない
準備してないとあまり手に入らない新札(きれいなお札)を使うと「前もって用意していた」と良くない印象を与えてしまうので、折り目のついたお札を使用しましょう。かといって使い古してボロボロになったり破れているものも失礼にあたります。
④中袋がある時
中袋は不祝儀袋に入っている、お金を外に出させないようにする白い封筒です。
表面には「金〇〇圓也」と包んだ金額を漢数字で記入します。裏面には住所と氏名を記入します。
香典の包み方
封筒タイプであればそのまま入れても構わないのですが、紙のタイプはまず、中袋を中央に置き、上包みを右→左→下→上となるように折り、最後に水引を中央に付け直したら完成です。
また中央下部に自分の名前を記入します。
袱紗の包み方
(爪付き袱紗の場合)
まず袱紗をひし形に広げ、中心よりやや右側に金封を置き、袱紗を右→下部→上部と折りたたんでいき、最後に左側を織り込んで爪を刺します。
(金封袱紗の場合)
開きが右側に来るようにします。
香典を渡すとき
受付を済ませた後、「この度はご愁傷様でございます」と一言添え、袱紗から中の袋を取り出します。相手側に正面が向くようにし、両手で渡します。この時「ご霊前にお供えください」と添えるとより丁寧です。また、ほかの参列者もいるので香典を渡す際はなるべく短時間で済ませましょう。
あとがき
香典は故人との関係や各宗派ごとによって細かなマナーが多くあるので、いざという時に慌てないよう、遺族に失礼がないよう、今のうちに香典のルールを理解しておきましょう。
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