葬儀でのドライアイスとは?

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葬儀でのドライアイスとはどんなもの?危険性についても解説

葬儀でのドライアイスとはどんなもの?危険性についても解説

2025/04/20

皆さんはドライアイスについてよく知っていますか?

理科の先生から「ドライアイスは触ったら危ない」などと言われ、ドライアイス=危険というイメージを持つ人も多いでしょう。

今回の記事では、葬儀社が扱うドライアイスの用途とその危険性についてご紹介していきます。

 

葬儀でのドライアイス

 

葬儀社は、遺体の身体の保全のために使用します。人の身体は亡くなった後、冷却をしなければどんどん腐敗が進んでいきます。そうならないためにはなるべく早めに身体を冷やさなければなりません。

 

ドライアイスの使い方

 

日本では、死亡後24時間以内の火葬は行ってはいけないという決まりがあるので、葬儀までの間、遺体を安置しなければなりません。その際に腐敗を防ぐためにドライアイスを使用します。

ドライアイスの設置は基本的に葬儀社が行うので、遺族が扱う事はまずありません。

置き場所としては、まず、腹部下腹部を完全凍結。次に頭部に置かれます。

ドライアイスは‐80℃とかなり低めで、低温やけどの恐れがあるため直接触れてはいけません。必ずタオルか綿花で包んでから遺体の身体に当て、凍傷など身体が傷つくのを防ぎます。

 

ドライアイスの危険性

 

ドライアイスは二酸化炭素を固めたもので約-80℃、酸素よりも重いので拡散しても低い場所へ流れていく特性があります。なので自宅に遺体を安置する場合には、使う際の注意点について理解しておいたほうがよいでしょう。

 

直接触らない

 

ドライアイスは約-80℃なので、素手で触ってしまうと低温やけどや凍傷になってしまいます。軍手を履くなどして対策をしましょう。

 

二酸化炭素中毒に気を付ける

 

ドライアイスは時間が経つと気化して二酸化炭素に戻ってしまいます。二酸化炭素は酸素よりも重いので下部に流れて行ってしまいます。その為、自宅で安置する場合、故人と同じ部屋で横たわって寝てしまうと二酸化炭素中毒になる恐れがあります。換気するなどして対策をしましょう。

 

ドライアイスを絶やさない

 

ドライアイスはどんどん気化していくので、なくならないように気を付けなければいけません。夏場ならば冷房をつける、冬場ならば暖房を切るなどして長持ちさせる工夫が必要です。

また、ドライアイスがちゃんと身体に当たっているかの確認も必要です。

 

実際にあったドライアイスの事故事例

 

ここ数年の間にも、葬儀に関わるドライアイスの事故が何件か起きています。ニュースなどでご存じの方もいるかと思いますが、幾つか実際にあった事例をご紹介します。

 

【事例1】

葬儀場において、ドライアイスを敷き詰めた棺の小窓を開けた側で、意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

(令和3年5月 宮城県)

 

【事例2】

葬儀場において、ドライアイスを敷き詰めた棺の中に顔を入れた状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

(令和3年3月 宮崎県)

 

【事例3】

自宅において、ドライアイスを敷き詰めた棺の中に顔を入れた状態で発見され、死亡が確認された。

(令和2年2月 沖縄県)

 

あとがき

 

ドライアイスは死亡事故が起こるほど危険なものですが、葬儀においては故人の身体の変化を防ぐためのとても大切なものです。

突然大切な方が亡くなって、少しでも側に居たい・近づきたいという気持ちは当然かと思いますが、故人が悲しまないよう、遺された方々はご自身の事にも気を配りながら最期の時間を過ごしていただきたいなと思います。

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