告別式と葬儀は一緒?その流れや意味とは
2024/12/22
・告別式とは
故人とゆかりがあった方々が故人との最期のお別れをする儀式です。
宗教的な儀式ではないので、故人と関わりがあれば誰でも参列できます。
元々告別式は、葬儀後に「野辺送り(のべおくり)」という皆で火葬場または、墓地に棺をお見送りするのが一般的でした。ですが現代では、霊柩車で棺を運ぶのが基本になってきており、野辺送りは見られなくなっています。また、自宅での儀礼と葬場での儀礼が一体化したことにより、現在の葬儀と告別式はワンセットというスタイルが誕生しました。
・告別式と葬儀の違い
今では一緒にされている告別式と葬儀ですが、それぞれが異なる意味合いを持っています。葬儀では人の死を弔うために行われる儀式です。告別式は社会的な式典として行われます。
現代において参列者が忙しい、火葬の時間が決まっているなどの理由で、葬儀と告別式が同時進行で1時間程度で済ませてしまうのが一般的になっていきました。
・告別式・葬儀の流れ
1.受付→ 2.一同着席→ 3.読経(僧侶がいる場合)→ 4.弔電・弔辞→ 5.焼香→ 6.閉式→ 7.お別れの儀→ 8.喪主挨拶→ 9.出棺
・お別れの儀
葬儀が終わり火葬場へ行く前に「お別れの儀(花入れの儀とも呼ばれる)」を行います。
お別れの儀は、遺族や親族、知人が棺にお花を入れる儀式です。この時、故人のお顔を最後に見れるタイミングでもあるので、たくさんお話をしてお見送りしましょう。
・浄土真宗の告別式
浄土真宗では「告別式」ではなく「葬儀式」と呼ばれます。誰もが極楽往生すると説く浄土真宗では「死=二度と会えないもの」という考え方はなく、現世で別れても「いつかは浄土で再会する」と考えられているためです。
・お通夜と告別式どちらに参加する?
最近は「一般参列者は通夜に参列するもの」 「告別式は遺族親族のみで行うもの」と考えられがちですが、どちらに参加しても構いませんし、都合がつくようであれば両方参列しても構いません。昼間に行われる告別式よりも、夕方から始まる通夜の方が参列しやすいという人が多いため、このような傾向があるようですが、どちらかに参加していれば、故人に対し礼を尽くしたとされていますので、都合に合わせて決めて構いません。
どちらに参列するにしても、故人を偲ぶ気持ちをもって参列することが大切です。
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