初めての知った御霊供膳 何を用意するの?

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初めての知った御霊供膳 何を用意するの?

初めての知った御霊供膳 何を用意するの?

2024/12/23

・御霊供膳とは

葬儀や法要といった特別な日に仏壇にお供えするお膳のことを「御霊供膳「おりょうぐぜん)」と呼びます。別名「霊供膳(りょうぐぜん)」「供養膳(くようぜん)」「お霊膳(おりょうぜん)」などがあります。

仏壇のお膳は、ご霊前やご仏前へお供えするために通常のお膳の四分の一のサイズとなっています。基本的に5つの器と箸がセットになっており,お仏壇や葬儀後の後飾り祭壇、盆棚などに飾って使用します。

・お供え物をする意味

御霊供膳は「飲食供膳(おんじきくよう)」が目的です。飲食供養は仏様やご先祖様にお食事をお供えすることで、感謝と供養の気持ちを伝えることができます。

・お供えする時期

毎日お供えできれば一番いいのですが、むずかしい場合は法要など特別な日にお供えします。具体的には、お盆・お彼岸・お正月・四十九日・開眼供養などです。特にお盆は大切です。ご先祖様が帰ってくるとされているので、お供え物でおもてなしをします。

・御霊供膳の料理

御霊供膳はとくには決まったメニューはないので、生前に故人様が好きだった食材を使用して作ることがおすすめです。

基本的には、白米と一汁三菜からなる精進料理を小さな器に5つお供えします。精進料理なので、卵・肉・魚などの動物性の食材は使わず、またニンニク・タマネギ・ニラ・ラッキョウといった辛味やにおいの強いものも避けましょう。なお、煮物や汁物のだしは動物性のものは使わず、昆布やしいたけでだしをとるようにしましょう。

・お供え物の器の種類

御霊供膳は5つの器を配置します。

「親碗(おやわん)」・・・白飯を山盛りで盛り付けます。

「汁椀(しるわん)」・・・お味噌汁など汁物を盛り付けます。

「平椀(ひらわん)」・・・煮物を盛り付けます。

「壺椀(つぼわん)」・・・おひたし、酢の物など和え物を盛り付けます。

「高杯(たかつき)」・・・漬物など香の物を盛り付けます。3切れだと「身切れ」を連想させ不吉なので2切れ盛り付けるようにします。

配置する器は基本的に5種類ですが、近年は仏壇の小型化に合わせて親椀・汁椀・高坏のみを配置する略式のお膳も増えてきています。

・各宗派の配置

 基本的な並べ方は左上に平椀、右上に壺椀、中央に高杯、左下に飯椀、右下に汁椀、手前に箸を置きます。お仏壇にお供えするときは箸側を仏前に置きます。これらの並べ方は(天台宗・真言宗・日蓮宗)に用いられます。また、日蓮宗では朱色の椀を指定される場合があります。

(曹洞宗・臨済宗)では、右上に高杯、中央に壺椀が置かれ、その他は同じです。

(浄土宗)では、左上に壺椀、右上に平椀が置かれ、その他は同じです。

※(浄土真宗)では、死人はすぐに浄土へ往生すると考えられているので、御霊供膳はお供えしません。

・御霊供膳を下げるタイミング

とくに下げるタイミングには決まりはありませんが、料理が冷める前に下げた方がよろしいかと思います。また、下げたお供え物は家族で食しても構いません。お仏壇などから下げた物を頂くことで、仏様やご先祖様に食べ物に困らず生活できているということに対して感謝を伝えることができます。食すのに抵抗がある場合は処分しても問題ないです。

・あとがき

御霊供膳は仏様やご先祖様に感謝の気持ちを表す大切な機会なので、しっかり供養できるように作り方や配置の仕方など基本を理解しておきましょう。

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