納骨のタイミングって?必要な手続きとは
2025/01/23
納骨とは
火葬した故人の遺骨を骨壺に入れ、お墓に納めることを言います。
かつての日本では土葬が主流で、棺をお墓に埋めて故人への冥福を祈ることにより葬儀が終了するとされていました。しかし火葬が主流になった今でも基本的な考え方は変わらず、棺の代わりに骨壺をお墓に納めることで故人を供養することができます。
一般的にご遺骨は骨壺ごとカロートと呼ばれるスペースに納められるのですが、地域によっては納骨袋に入れたりと、方法は様々です。
納骨のタイミング
納骨の時期については特に決まりはないのですが、一般的には四十九日の法要や百箇日法要、一周忌など節目に行うことが多いです。
しかし納骨するにはお墓がなくてはなりません。もし菩提寺や先祖代々のお墓がないのであれば、お墓を準備してからゆっくり納骨しても問題ありません。
納骨式(納骨法要)
故人の遺骨をお墓に埋葬するときに行う儀式です。儀式の内容は宗派・宗教で異なりますが仏教では、喪主が参列者に挨拶→僧侶の読経→納骨→二度目の僧侶の読経→焼香→会食のパターンが多いです。
二度目に唱えられる読経は「納骨経」と呼ばれており、お墓に故人の魂を宿して供養するという意味合いがあります。
開眼供養(入魂式)
お墓を新しく建てた時は、納骨前に開眼供養という僧侶に読経してもらいお墓に魂を入れる儀式を行います。現代では納骨式と同日に行うことが多いです。供養の際はお供え物や供花を用意しておくといいかもしれませんね。
納骨方法の種類
納骨にはお墓に納める以外にも種類があります。
・納骨堂:屋内にある施設で、一時的に遺骨を預けることができます。また、契約料を支払えば3年・13年・33年と長期間預けることができます。利用期間が終わると合同墓地に移されます。
・合葬墓:骨壺から遺骨を取り出し、他の遺骨と一緒に埋葬する方法です。コストは抑えられますが、後々から遺骨を取り出せないので注意が必要です。
・散骨:火葬後の遺骨を粉末状にし、海や山・空などの自然に撒いて供養する方法です。墓地を建てる費用や維持費が掛からないのでコストを抑えて納骨することができます。
・手元供養:お墓に入れず、自宅や身近な所に遺骨を保管して供養する方法です。2000年代から広まり、お墓がない、故人を身近に感じたいといった人に多く選ばれています。
納骨の際に必要なもの
必要な書類は各自治体で異なります。(札幌市の場合)
・埋葬許可証(火葬許可証)
・申請者の住民票
・申請者の印鑑
・遺骨
・納骨費用(各自治体で異なります)
※埋葬許可証(火葬許可証)はご遺骨を埋葬するために必要不可欠の書類です。基本的に遺骨と一緒にされています。また万が一紛失してしまったら5年以内なら市役所で、5年以上なら火葬場を挟んで市役所に行くと発行してもらえます。
あとがき
納骨は、現代では色々な供養の仕方があるので、昔の考え方のような「納骨しないと成仏できない」とは限りません。納骨するにしてもしないにしても、故人や残された家族の気持ちを大切にし、親族にも理解してもらえるようしっかりと説明することが大切なのではないでしょうか。
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