副葬品とは?入れていい物とダメな物の違い
2025/02/10
副葬品とは
故人とともに棺の中に納める品物のことです。
元々は故人の死後の冥福や故人の復活への願いを込められて、高価なものが副葬品とされていましたが、現代では「旅立つ故人への手向けの品」として生前故人が好きだったものや死後の世界に行く際に必要になりそうなものなどがよく納められています。
副葬品を入れるタイミング
・納棺の儀式の際
・出棺前のお花入れの儀式の際
「納棺の儀式」 副葬品を入れる1回目のタイミングは、故人を棺の中に納める時です。この時に生前故人が気に入っていた衣服や手紙、写真などを納める方が多いです。
「お花入れの儀式」 副葬品を入れる2回目のタイミングは、出棺前に棺花と呼ばれるお花を故人のお顔や体周りにお花を納める時です。
特に副葬品を入れるタイミングに決まりはありませんが、この2つのタイミングで実施されることが多いので、前もって準備を済ませておきましょう。
棺に入れられるもの
・手紙、寄せ書き:故人に感謝や労いの気持ちを紙に書いて棺に入れることができます。
・食べ物、飲み物:故人の好きだった食べ物や飲み物。また、長い闘病生活などで満足に食べれなかったものなど。ただし、燃えやすい飲食物であることが条件です。飲み物はそのまま入れられないので紙コップに移すなど工夫が必要です。
・衣服:故人が愛用していた衣服など。納棺されている故人はほとんどがおねまきや病衣を着ています。その上から衣服をかけてあげ、生前に近いお姿のまま旅立たせることができます。仏教徒であれば数珠を持たせることができます。
・嗜好品:タバコを入れる方が多いです。他にも故人が趣味にしていたものなど、燃えやすい物であれば入れることができます。
棺に入れられないもの
・貴金属類:眼鏡やアクセサリーなどの貴金属類は火葬の際に燃え残りやすく、遺骨が汚れたりする恐れがあるので控えましょう。
・硬貨:硬貨は金属なので燃えません。また法律でお金を燃やすという行為が禁じられているので入れることができません。
・プラスチック、ビニール製品:これらは燃え残りやすく、遺骨に付着する恐れや有害物質を排出すると危険なので入れてはいけません。
・爆発物:スプレー缶やライターなど火葬炉の中で爆発する恐れのあるものは入れることができません。
・分厚い本:分厚いと燃えた後に大量の灰が残り、収骨の際の妨げになるので控えましょう。
あとがき
副葬品は地域や各火葬場のルールで入れられるもの・入れられないものが異なります。故人を思う気持ちから様々な物を納めようとする方がいますが、後々トラブルになりかねないので副葬品選びに困った場合は葬儀社か火葬場に相談しましょう。
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