札幌市内で終活を進める人に役立つ葬儀事前準備のポイント(後編)
2025/03/06
終活の準備の際注意するポイント
終活は簡単なものではありません。間違ったやり方や見落としがないように注意するポイントを3つ紹介していきます。
・家族と終活の情報を共有する
・優先順位をつけて行動する
・デジタル終活
家族と終活の情報を共有する
終活は一人で進めるものではありません。必ず家族と情報を共有しましょう。
特にエンディングノートや遺言書などの保管場所は伝えておかないと、せっかく書いたものを見つけてもらえなくなるかもしれません。
優先順位をつけて行動する
前回にも説明した通りに、終活には多数の項目があります。それを一度に進めようとするのはとても大変です。ですので、できるものから優先順位をつけて行動することが大切になります。そうすることで、焦ることなくゆっくりと自分が書き残しておきたいことが書けます。
デジタル終活
近年はデジタル化が進んでいるので、パソコンやスマートフォンのデータを整理することも考えておきましょう。特にSNSやサブスクのアカウント、写真、動画、などの解約手続きやデータ削除を行わないと支払いが発生してしまうかもしれません。解約できずにお金だけ払い続けるといったトラブルが起きないよう、データはしっかり管理しておきましょう。
老後の生活に関係する契約
日本では老後の生活をサポートしてくれる契約がいくつか存在します。どのような契約があるのか下記に紹介していきます。
財産管理契約
自分の財産の管理を信頼できる第三者に委ねる契約です。預貯金の引き出しや役所の手続きなどを代行してもらうことができます。外出が難しい時に役立ちます。これは口約束でも有効ですが、不安であれば公正証書を作成しましょう。
任意後見契約
認知症などになった際に備えて、あらかじめ自分が選んだ代理人に、財産管理や入院手続きなどを委ねる契約です。この契約は公正証書の作成を義務付けられています。
民事信託
営利を目的とせず、家族や親族に財産管理を託す事。別名「家族信託」とも呼ばれます。生前から遺産相続の分割について詳細に決めておくことができるので、一般の遺言書よりも柔軟に財産管理を行えます。
死後事務委任契約
死後に行わなければいけない手続きを第三者に委任する契約です。葬儀や行政の手続きなどを友人や知人に代行してもらえるため、身寄りのない方、家族に迷惑を掛けたくない方におススメです。ですが財産に関する手続きは行えないので注意が必要です。
あとがき
終活は、家族の負担を軽減できるだけでなく、残りの人生を自分らしく前向きに考えられるというメリットもあります。「事故で命を落としたら…」「急に病気にかかったらどうしよう…」などといったマイナスな事を考えてばかりではなく、老後の人生を前向きに過ごすために、この際自分の人生の最期としっかり向き合ってみてはいかかでしょうか。
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