マンションにご遺体を安置する際の注意点
2022/11/08
晩年をご自宅以外の場所で生活されていた方が亡くなった後、一度自宅に帰らせてあげたいと思われるご遺族の方は少なくありません。
しかしマンションに住まわれていた方の場合、ご遺体をマンションに安置することはできるのでしょうか?
今回は、マンションにご遺体を安置できるのか、また安置する際の注意点についてお話いたします。
マンションでもご遺体を安置できる?
結論から申し上げますと、マンションでもご遺体の安置は可能です。
しかしマンションといっても、広さ・間取り・共用部分はさまざまなので、ご遺体を安置する際にはいくつか注意点があります。
一つずつ確認していきましょう。
マンションにご遺体を安置する際の注意点
室内の安置場所を確認しておく
ご遺体は仏間に安置するのが好ましいですが、最近では仏間がないマンションの方が多いでしょう。
そのような場合は仏間でなくても構わないので、布団一枚と枕飾りが設置できるスペースを確保しなければなりません。
また、頭の位置は北向きなので、方角も注意しましょう。
搬送経路を確認しておく
エレベーターや廊下など、マンションの入り口からご自宅のお部屋内までの経路を確認しましょう。
一般的なマンションであれば、問題なく搬送できるでしょう。
しかし、搬送中にご遺体の向きを変える必要が出たり、エレベーターの奥行や幅が狭い場合もあるため注意が必要です。
近隣への配慮が必要
近隣の方とコミュニケーションを取れる場合は、事前にご挨拶をしておいた方が安心でしょう。
安置中は、生前親しかった方が会いに来られたり、業者との打ち合わせがあったりと人の出入りが多くなります。
近隣の方にとっても、普段通りの静かな生活というわけにいきませんので、可能であれば一言ご挨拶をしておきましょう。
管理会社・大家への申し入れをしておく
近隣へのご挨拶が難しい場合でも、管理会社と大家への申し入れはしておきましょう。
連絡をしておくことで、余計な心配をすることなくご遺体を自宅に安置できます。
まとめ
マンションにお住まいでも、ご遺体を安置することはできます。
しかし、スムーズにご自宅に帰って頂けるよう、事前にいくつか確認をしておくことが大切です。
ご遺体の安置や葬儀に関してわからないことがある時は、葬儀会社へ相談しましょう。
当社では、お急ぎの場合でもすぐに搬送・葬儀の手配を行います。
ご家族様のお気持ちに寄り添いながらサポートさせて頂きますので、お困りの際はご相談ください。